クレジットカード現金化の悪徳業者の手口

月末になって現金の支払いが必要な時に、どうしても手持ちの現金が足りないことがあります。
そんな時には友人に借りたり、消費者金融を頼ったり、クレジットカードのキャッシング枠を使うなどいろいろ試せます。
こうした方法が取れない時にはショッピング枠から現金化できます。
しかし悪徳業者も多いので注意しなければなりません。

クレジットカードの現金化は微妙な行為

ショッピング枠を使って現金を手にする行為は法律に違反しません。
しかしだからといって問題がないわけではありません。
カード会社は現金化する行為を認めていないので、もし発覚した時にはカードが使えなくなったり、解約させられることもあります。
現金化業者もこのことを知っていて、カード会社にバレないように海外経由で決済するなどして、カード会社の目をくらませています。
現金化業者は手数料を差し引いた現金を、利用者に渡すことで自分の儲けを得ています。

現金を入金しない悪徳業者もいる

インターネット上の現金化業者は、メールでやりとりをしてから、利用者がブレスレットやペンダントなどの商品をクレジットカードで購入します。
その後に業者から商品が郵送されてきて、キャッシュバックという形で現金が指定した銀行口座に振り込まれます。
しかし決済を済ませたはずなのに、いくら待っても現金を振り込まない悪徳業者もいます。
こうした手口に引っかかってしまうと、クレジットカードのキャッシング枠だけではなく、ショッピング枠の余剰も使い果たしてしまうのでよく注意しましょう。
現金化業者と取引をする前に利用者の口コミや評判などを見て判断することが必要です。

手数料が異常に高い

現金化業者のサイトには換金率95%などと書かれていても、思っていた金額と実際に振り込まれた金額が違うというケースがよくあります。
悪徳業者は実際に振り込まれた金額は6割程度で4割は業者の手数料として差し引きます。
例えば車用品店で70万円のカーナビを買った人に振り込まれた現金はたったの40万円で、30万円は手数料として差し引かれたというケースもあります。
そのため換金率という言葉だけを信じないで、取引をする前に手数料はいくらかかるのか、 他にかかる諸経費はないのか、実際にいくらの現金が支払われるのかなどを前もって確認しておくようにしましょう。

悪徳業者はキャンセル料を払わせる

ネットで現金化業者の広告を見て換金率が90%以上と書かれていたので連絡を取ってみたものの、手数料が高く他にも不明な経費がかかり、自分の手に入る現金は7割程度ということがわかり、取引のキャンセルを申し込みます。
しかしキャンセル料が必要だと請求され、大きな声で脅しまがいの口調で怒鳴られると、利用者もついつい断れなくなってしまうというケースもあります。
優良業者であれば取引中のキャンセルも出来ますし、誠実に事情を話せば現金が振り込まれてからでも返金できるので、取引の前にどの業者に頼むか良く選びましょう。

まとめ

ここまで見てきたように悪徳業者は様々な手口を使って利用者を食い物にします。
クレジットカード現金化自体が法律でも際どいところなので、利用者もついつい後ろめたくなって、警察に訴えることを控えてしまいます。
悪徳業者はそうした弱みにつけ込んでくるので注意が必要です。