会頭挨拶

会頭 秋山 真志

日本研究皮膚科学会 第45回年次学術大会・総会
会頭 秋山 真志
名古屋大学大学院医学系研究科皮膚科学分野 教授

2020年12月の第2週に、日本研究皮膚科学会の第45回年次学術大会・総会を完全オンラインにて開催いたします。

日本研究皮膚科学会の年次学術大会・総会は、全てのサイエンティフィック・プログラムだけでなく、会期中のすべてのイベントにおいて、使用する言語は英語です。日本研究皮膚科学会は日本の学会ではありますが、年次学術大会・総会は、世界に広く開かれた学術集会であり、アジア、北米、欧州をはじめ、世界中からの多くの皮膚科領域の研究者にご参加いただいています。今や、日本研究皮膚科学会の年次学術大会・総会は、米国のSociety for Investigative Dermatology、欧州のEuropean Society for Dermatological Researchのannual meetingsとともに、世界の研究皮膚科学領域の3大国際学会と言える規模です。

研究皮膚科学領域の3大国際学会の中では、日本研究皮膚科学会の年次学術大会・総会は、日本の皮膚科学領域の若手研究者のみなさんにとって、最も参加しやすく、海外の国際学会でご発表される前の第一歩としてご参加頂ける意義も大きいと思います。

近年、日本での医学研究を取り巻く環境は、年々、厳しくなっているように感じます。特に、臨床医学領域での基礎研究については、研究費の面でとても厳しくなっています。その影響もあり、皮膚科医と皮膚科領域の研究者が、研究に夢を持ちにくくなっているように危惧されます。

そのような中で、日本研究皮膚科学会の年次学術大会・総会は、皮膚科学、皮膚の生物学の領域で研究する若い研究者のモチベーションを高め、また、若手皮膚科医の皆様には、physician-scientistを目指して頂くよう鼓舞するという重要な責務を担っています。

2020年の日本研究皮膚科学会の年次学術大会・総会でも、研究皮膚科領域の広い範囲をカバーし、最新で、グローバルなサイエンティフィック・プログラムの展開を目指します。

当初、2020年の年次学術大会・総会は、名古屋市でのon-siteの開催を予定しておりました。しかし、COVID-19のpandemicが、全世界を震撼させている現状を鑑み、世界中からご参加される皆様の安全と健康を最重要事項と考えました結果、苦渋の決断ではございますが、online onlyでの開催とさせて頂くことに致しました。名古屋にて、ご参加頂く皆様をおもてなしできないのは、大変残念でございます。

しかし、このような状況にあって、下を向いていても光は見えて参りません。今回の次学術大会・総会は、日本研究皮膚科学会として初めてのonline開催の年次学術大会・総会となります。移動の手間も旅費も不要で、皆様のご自宅、職場で手軽に参加でき、かつ、レベルの高いサイエンスを楽しむことのできる学会として、初めてのvirtual JSIDを何としても、成功させたいと存じます。どうか、皆様のご助力を賜れれば幸いでございます。是非、日本研究皮膚科学会の第45回online年次学術大会・総会にご参加下さい。